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よみがえる黄金文明展

21世紀の大発見
よみがえる黄金文明展
〜ブルガリアに眠る古代トラキアの秘宝〜
2009年1月29日(木)→2月15日(日)
大丸ミュージアムにて開催されています

木、金は20時までなので、
アフター5、混雑もなく、ゆっくりと堪能できました。

よみがえる黄金文明展_d0146341_2354892.jpg

(画像HPより)

ブルガリアといえばヨーグルト! と思っていましたが、
世界最古の黄金文明が存在した凄い国だったのですね

1972年にブルガリア東部ヴァルナで 土木工事作業中に偶然
黄金の違宝、約2000点、総重量は6kg以上を発見。
調査の結果これらの出土品は、
紀元前5000年紀まで遡ることのできるものだそうです

2004年、ブルガリア共和国中央部“バラの谷”と呼ばれるカザンラクの谷で、
世界にも類をみない黄金のマスクが発見(紀元前5世紀後半頃)
672gにもおよぶ重厚なマスクは、
古代世界に降盛を誇ったトラキアの王の副葬品と考えられ
文明発祥の地といわれるエジプト王朝が確立するよりはるか昔
このような黄金文明が存在したという事

日本では、石器時代〜縄文時代〜弥生時代
埴輪(はにわ)を作っていた頃、
すでに、黄金文化を持った文明があったとは驚き。

よみがえる黄金文明展_d0146341_23164377.jpg

(画像HPより)
↑写真の何倍も何倍も本物は素晴らしい

今回の目玉「トラキア王の黄金のマスク」や「黄金の花冠」
最終コーナーの怒涛の金製品は圧巻

何より、その造形美は素晴らしく
勝利の女神有翼ニケ、ペガサス、ケンタウルス、人間の頭を持つスフィンクス等々。。
「黄金の花冠」にはオリーブの葉の葉脈までも精巧に表現

どれも紀元前に作られたとは思えない黄金の輝きと
トラキア人の富と力、芸術の結晶ともいえる遺宝を存分に堪能

古代ギリシア人に影響を与えるほど豊かな文明なのに
高校の歴史でも取り上げられないトラキア。。

トラキア人は文字を持たなかったので、文献が少なく
長い間実像は解明されず謎に包まれてきたそうです

「歴史はミステリー」と改めて実感した展示会

音声ガイドを借りてぜひ黄金文明を堪能してみては。。

それにしても、いったいどれだけ金があったのでしょう?
牛の形のアップリケまで金でしたよ(笑)


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by nanaxoxo | 2009-02-06 23:05 | Essence(エッセンス)
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